当病院は、長崎県五島列島の南半分を占める五島市にあります。五島市は、11の有人島と50を越える無人島からなる離島市です。五島列島の中央に位置する奈留島に当病院はあり、島内にはひとつの民営の外来のみ診療の医院と、奈留医療センターがあります。診療科目は、内科(透析3床)、外科、整形外科、小児科、精神科、眼科、皮膚科、泌尿器科、リハビリテーション科で、一般病床19床となっています。病院が位置する五島市奈留町は、となりの福江島に基幹病院である五島中央病院がありますが船で30分の距離があります。島内唯一の公的医療機関であり地域の保健医療の中心的役割を担ってきましたが、今後もその役割は大きく、長崎医療センター、長崎大学病院、五島中央病院、などとの連携をはかりながら、地域住民の健康に寄与できる病院を目指しています。
本町は奈留島、前島、葛島および周辺に散在する島々からなり、複雑な海岸線と急斜面をなす山腹により構成されている。総面積24.49平方キロメートルで人口約2,750人の漁業中心の町であります。波の侵食と著しい潮流による運搬作用は砂洲(トンボロ)をつくり、汐池を代表とする潟(ラグーン)などをつくっている。千畳敷(岩場)を有し、海水浴場も併設されています。また、祈りの島として教会も見のがせません。
病院に隣接したところに官舎があり、鉄筋コンクリート2階建ての官舎の間取りは、1階に浴室、トイレ、台所に加えリビング(8畳)、2階に和室(6畳)が2間と四畳半、となっております。五島列島は、海釣りの好適地であり、当町においても良い釣り場が多数あり、新鮮で豊かな海産物に恵まれています。病院より、徒歩5分圏内に小学校・中学校・高校、郵便局、役場、スーパー等が、あります。
小学校(徒歩5分) | 五島市立奈留小学校 |
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中学校(徒歩5分) | 五島市立奈留中学校 |
高校(徒歩5分) | 長崎県立奈留高等学校 |
●診療機能
一般病床19床 15対1入院基本料(看護配置加算)
一般入院看護補助加算(Ⅲ)
年間外来患者数 | 21,228人 |
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1日平均外来患者数 | 87.0人 |
年間入院患者数 | 8,701人(延べ泊) |
1日平均入院患者数 | 23.8人 |
(※数値はいずれも平成23年度)
医師 | 3名 |
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看護師 | 25名 |
看護助手 | 4名 |
技術部 | 7名 |
事務部 | 8名 |
計 | 47名 |