当病院は、長崎県五島列島の南半分を占める五島市にあります。五島市は、11の有人島と50を越える無人島からなる離島市です。
11の有人島の中で最も大きな島、福江島に病院はあり、島内には地域の基幹病院である五島中央病院のほか、民営の病・医院や市営の診療所等があります。
診療科目は、内科(透析4床)、外科、整形外科、小児科、眼科、リハビリテーション科、放射線科で、一般病床55床となっています。
病院が位置する五島市富江町は、平成の大合併前には南松浦郡富江町という行政域で、合併前から地域の保健医療の中心的役割を担ってきましたが、、今なおその役割は大きく、長崎大学病院、五島中央病院、開業医・診療所など高度医療機関との病病連携や病診連携を図る一方、高齢化する地域の社会環境に合わせて在宅医療看護等も行い地域住民に密接に寄り添う病院を目指しています。
福江島の最南端に突き出る富江半島は、頂上に展望台を構える只狩山がほぼ中央に位置し、そこから四方にながらかな丘陵地帯が広がっています。海底が砂地であるため一年を通してコバルトブルーに輝き、その濃淡の変化で四季の移り変わりを楽しませてくれる富江湾は、富江半島から弧を描いて東に延びる海岸線で描かれ、沿岸にいくつもの美しい海水浴場を持っています。
丘陵の東側斜面に建つ病院からは、市街越しに富江湾、そしてその向こうになだらかな曲線の鬼岳を眺めることができます。
海洋性の気候により九州本土より暖かいとされる五島列島のさらに南端にある富江半島は、春の訪れも早く毎年1月には黄色い菜の花が咲き始めます。
病院から300mほど離れたところに官舎があり、鉄筋コンクリート2階建ての官舎の間取りは、1階に浴室、トイレ、台所に加えリビング(8畳)+和室(6畳)、2階が和室(6畳)+洋室(5畳)となっております。
五島列島は、海釣りファン垂涎の地でありますので、新鮮で豊かな海産物に恵まれているのは当然のことでありますが、地形的に農作物の栽培や畜産も盛んで、豊かで安全、安心な農水産物に恵まれています。
温暖な気候、豊かな海幸山幸に育まれた住民の気質は優しくそして明るく、殺伐とした人間関係が嘆かれる昨今の現代社会において穏やかな生活を営むことができる希有な土地だと自負しております。
小学校(概ね1km前後) | 五島市立富江小学校 |
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中学校(概ね1km前後) | 五島市立富江中学校 |
高校(車で30分) | 長崎県立五島高等学校 |
●診療機能
一般病床55床 15対1入院基本料(看護配置加算)
一般入院看護補助加算1
年間外来患者数 | 21,910人 |
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1日平均外来患者数 | 89.8人 |
年間入院患者数 | 16,916人(延べ泊) |
1日平均入院患者数 | 46.2人 |
(※数値はいずれも平成23年度)
医師 | 3名 |
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看護師 | 21名 |
看護助手 | 6名 |
技術部 | 8名 |
事務部 | 11名 |
計 | 53名 |